三時間

私は自主稽古は、３つしていて、持ち回りのグループが１つで、もう20年以上続いていて、残りの２つは自宅でしています。
皆様巧者の方ばかりで、点前はもちろんですが、それ以外にも、茶人としての所作、心なども教えていただいています。
さて、10月の末の希望科目は真之行でした。皆様遠くて申し訳なく思っていましたが、A様は、特に片道三時間かけて来てくださっているそうで、往復6時間!　なんて、私には考えられない遠さからでした。
皆様ゼミナールにいらした方で、点前も
分かっていらっしゃるのに、わざわざもう申し訳なく、こちらもそれに応えなければ、気軽に出来ないと、準備に気が引き締まりました。
せっかくなので、裏千家で公表している奥伝全てを風炉の最後として、しあげることに決め、真之炭、真之行、行之行、大円之真、大円之草の全てを一人一点前でお稽古しました。
頭が混乱しそうでしたが、そこは巧者の集まりで、スラスラとできて、素晴らしかったです。
あの遠くからの方に、時間をかけてきて下さり申し訳ない旨を言うと、「楽しみですので、何でもありません」と言われ、有難いことです。
点前が出来る方ほど、腰が低く、片つけも、きっちりして下さいます。
私だったら、早く帰りたいから、いい加減な後始末になってしまうかもしれませんが、帰りも大変なことなど微塵も見せす、頭が下がります。
こうした態度は、点前とは違って本には書いてないことですが、品格というか、茶人として、身につけなければと、改めて教わる事が多いです。
点前も心も、精進精進、お仲間に感謝です。
大人の写真がいつもなくて、慌てて眉に作った用意の写真。掃除機が写っている。笑

本来は鱗灰、なので卦も書きませんが、そこはお許しを。