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Channel: 下町生まれのお茶のひよこ先生(裏千家)
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驚き!でした。

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先日は、お弟子さんのお祖父様の会社、梶本銘木店 http://www.kirakuan.comのお茶室を一度見て欲しいということで、お弟子さんと、娘て見に行ってきました。
もう想像以上の素晴らしさで、、ただただ驚くばかりでした。お茶室は、京都迎賓館や、大徳寺黄梅院を作った山本隆章棟梁が、全てにこだわった本格的なお茶室でした。腰掛け待合も、露地も、大きな水屋も備えてあり、この設備が建物内部にあり、こけらぶきの屋根まで綺麗な状態でした。
お茶室木楽庵は数寄者が憧れる茶室で台目席。丸柱は椿を使っていました。炉段も塗りで、天井は化粧屋根で、突き上げ窓までありました。網代組が美しかったです。床柱が丸なので、床框と合わせるのだけでも、2日かかったそうです。もちろんにじり口、貴人口、かとうの給仕口まであり、全て備わっていました。腰張りの紙まで、湊紙や、西の内紙を特注して、専門家に着てもらって貼ったそうです。襖はタイコ襖で鳥の子紙です。床の窓も、取り外しが可能で、下地窓が光に透けて見えて、凝っていました。凝ると言えば、障子紙の貼り方も合わせ目が美しく、障子をまとめると、木目がそろうようにしつられたなんて贅沢なことですし、よく見なければ分からないこういう事にまでこだわる日本人の感性が素晴らしいと思いました。にじり口の扉の裏表や、外部からの雨が落ちる挟み戸よ工夫など、詳細まで気を使ってありました。
二階は、研修室やら、和室広間もあり、建築会社の研修で使われるそうです。確かに、実際に見て感じることは必要だと思います。
展示してある柱の種類と数の多いこと!これまた驚きです。説明して下さる叔父様が、笑顔絶やさず、心底木がお好きなのだと、伝わってきました。
昔はご主人を大黒柱といったように、家の要だったし、座る位置まで柱の前は、お父さんと言うのも、昔の話になってしまいやしたね。
私の実家も、違い棚や、書院障子があり、祖父の建てたときの話を聞いていたので、引っ越すときに、柱などを今の家に、再利用しました。愛着があり、大事にしていきたいです
主人の実家は、釘を使わないで建てた家で、木材も、欄間も凝っています。
日本人の遺伝子に組み込まれているのか、和室へ落ち着きますし、木の優しさは、穏やかな気持ちになります。
マンションの利便性もわかりますが、技と、自然が組み込まれた、和室をこれからも、次の時代にも繋げていかなければと、改めて思いました。
同じように、お茶の良さを教えたい、次につなげたい茶道講座したいです。

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